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無窮天穏 SAGA「tat tvam asi」きもと純米大吟醸 中垂れ原酒 一火 佐香錦 R5BY 1800ml【数量限定】

品目:日本酒
原材料名:米(国産)、米麹(国産米)
原料米:奥出雲産佐香錦100%
精米歩合:50%
アルコール分:17度
酒度:ー
酵母:協会7号、島根K-1
酒母:きもと
火入れ:1回
中垂れ原酒
酒造年度:R5BY
おすすめ温度帯:冷や(常温)

※お一人さま3本まででお願いします

“tat tvam asi「わたしはあなたであり、すべてである」、醸造家「小島達也氏」の酒”
 

2年ぶりに小島杜氏のSAGAがリリースとなりました。

前回はタンク1本の中垂れだったのに対し、今回はタンク3本分の中垂れというか、小島さんが良いと思った部分のみ取るという新しい試みです。

R5BYは非常に苦労した造りで、その中でもこんな良い酒できるんだなと、嬉しくなるような酒です。

以下小島杜氏コメントで詳細は記載ありますが、天穏(小島さん)が目指すところの御神酒、非常に天穏らしい、小島さんらしい酒です。

TAT TVAM ASI(タット・トゥヴァ厶・アシ)=「わたしはあなたであり、すべてである」

全ては繋がっている。

これを理解(理解しないまでも、なんとなく感じれれば良い)すると酒に限らず、いろんな良いものが繋がっていくような気がします。

肝心な味わいですが、旨いです!

天穏の中の天穏、齋香の中の齋香!

吟香に麹の優しい甘い香り、瑞々しく凛とした飲み口、力強さはありながら繊細に身体中に沁み渡ります。

余韻は吟醸酒らしい、爽やかで穏やかながらずーっと優しく長く続きます。

全体を支える吟味がまさに天穏らしいです。

とはいえ、原酒ですのでまだピリピリ硬さは感じます。

この先何年の熟成に耐えうるのか、楽しみでなりません。

もちろん冷酒からお燗で楽しめますが、常温がおすすめです。

じっくりじんわり、ゆっくりとしたときの流れと共に。

(以下小島杜氏コメント)
2年ぶりの小島SAGAです。

SAGAは血脈や血潮という意味で、わたしに流れているSAGAを表現する酒を目指して始めたものです。

最初は亡くなった師匠たちのために無窮天穏SAGA赤青を造り、次はそれを他者に伝えられるようにと蔵人にSAGA2を造ってもらいました。

今回はシンプルに小島単独のSAGAです。

酒は前回と同様に齋香のなかだれ原酒です。

現在出荷中の齋香は3本のタンクの合併ですが、SAGAはこの3本の良い部分を少量ずつ集めて1本にしています。

上槽中に利き酒を細かくしながら自身の官能判断でミドルカットをしていますので齋香とは全く違った雰囲気の酒になっています。

まさしく齋香のなかの齋香というべき高貴さが出ていると思います。

齋香の内容に関しては以前の案内をご覧ください。

テイスティングも各々が感じたままにということで今回は無しにします。

今回の副題は‐TAT TVAM ASI(タット・トゥヴァ厶・アシ)‐としました。

ここ数年、わたしが夢中で追い求めて研究している言葉です。

この言葉は2500年以上前の古代インドの哲学で、サンスクリット語で「わたしはあなたであり、すべてである」という意味があります。

この言葉の理解と酒造りへの落とし込みが理想の酒への道だと確信しています。

この思想は古代アフリカ時代から始まり、狩猟採集民、海洋民から全世界に伝わって、やがてインダス・シュメール文明、その後のバラモンで言葉として聖典化され、のちに仏教の梵我一如や縁起思想、神道の直会など、東洋思想の根幹をなす思想の基礎となりました。

当然、この考え方は日本や日本人の考え方にも大きく影響を与え、御神酒やまつりの構造に組み込まれて人々の深層に刻まれている考え方です。

つまりTAT TVAM ASIは仏教のSAGA(ルーツ)であり、神道のSAGAであり、日本や日本酒の文化伝統や御神酒のSAGAとなる考え方で、酒を造り、酒を飲むうえで欠かせない醸造思想であると感じています。

この言葉に近づける酒を造りたいのです。

今回のSAGAはなかなか近づいていると思います。

前回のSAGA悠久の詩と同様にラベルの絵は私が描いてデザインしたものになっています。

よろしくお願いいたします。

製造元:板倉酒造
内容量:1800ml
産地:日本、島根県

8,800(税込)

      

残り3点

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