久住蒸溜所として初の通年商品となるブレンデッドモルト。 
海外からの調達モルトを自社熟成庫で樽詰めし追加熟成を行った上で、 慎重に樽選定を重ねた原酒と自社製造原酒（3年未満なのでNew Bornと記載）から、若いながらも熟成を感じられる樽を選びブレンド、マリッジを行いました。  
樽の種類も可能な限りバリエーションを増やし、モルトのボディと甘さそしてほのかに爽やかさを感じていただけるようなバランスを目指した製品です。 
加水での伸びも良く、より原酒の持つ爽やかさと樽香のまとまりを感じて頂けます。 
※使用されるすべての原酒は自社製造および調達分も含めて必ず自社で樽詰めし追加熟成を行っております。 

~名称の由来~
Greenは久住高原を一般的にイメージするカラーであることと、久住蒸溜所はまだ若い蒸溜所であることが由来です。
また久住は古来より野焼きを続けて来た結果、緑豊かな素晴らしい環境を維持しております。
毎年新たな芽吹きがあり美しい環境が守られている、その恵みを以てウイスキー造りができているということに感謝し、毎年の新芽の色（グリーン）に初心を忘れないという誓いを託しました。
Dramは「一杯のウイスキー」を指す言葉として定着しております。
その言葉を名に冠することでウイスキーの歴史や伝統に対する敬意を表しました。

【久住蒸溜所設立に至った経緯】

宇戸田にとってウイスキーは不思議なお酒だ。
お酒は弱いはずなのにウイスキーだけは違った。
その魅力に取り憑かれたのは学生時代。
友人の勧めで訪れたBARで飲んだ1杯がきっかけだった。

実家の酒屋に戻り、20年前からウイスキーを取り扱い始めるもウイスキーは冬の時代。
思うように売れない日々が続く。
それでも、沢山の出会いに恵まれ、夢を語らううちに自分でウイスキーを造りたいとの想いを強くする。

そんな時、清酒蔵の跡地を取得。
敷地内には湧き水も湧く。

「ここでならウイスキーが造れるかもしれない！」

本場スコットランドでは、新しい蒸溜所ができると町の人に「これでこの町も安心だ」と喜ばれるという。
自分も生まれ育った「久住」という小さな町の活力になりたい。
それがこの町への恩返しになると信じている。