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イ・ヴィチーニ・ファヴォリータ 2021(i Vicini Favorita 2021)白

生産者:ジャン・イヴ・ペロン(Jean Yves Peron)
産地:フランス、サヴォア
品種:ファヴォリータ
タイプ:白
アルコール分:13.5度
SO2無添加

“手摘み、全房発酵、亜硫酸無添加、熟成は最低10ヶ月以上を原則とし、マセラシオンにも豊富な経験を持つ”


粘土石灰質土壌。
1/3はダイレクトプレス、2/3は14日間全房発酵の後にブレンド。
300Lの樽で12ヶ月熟成。
薄濁りの中程度の黄色。
黄色の和柑橘や金柑、硬めの桃や黄桃などの果実香に、白や黄色の花々のアロマティックな印象、みかんの葉やレモンバーベナなどの爽やかな香りが混ざり合い、スッキリとしながらも華やかでかぐわしい香りが漂います。
仄かな甘みが舌先を包み込む優しいアタックで、滑らかに口中へと沁み渡ります。
和柑橘を皮ごとギュッと搾ったような爽快感のある風味やジューシーな果汁感を想わせる明るく溌剌とした果実味に、溢れ出るような旨み、硬めの桃や黄桃、アカシアの蜂蜜、陳皮、ドライハーブなどの深みや奥行きを与える風味が徐々に重なりながら口中を満たしていきます。
ふわりと鼻腔に抜けるミルクティーのようなまろやかな香りが円みのある柔らかい印象を残します。
果実味や華やかさ、酸、旨みなど様々な要素がバランス良く感じられ、複雑性と明るい雰囲気が調和する辛口の味わいです。
(インポーター資料)
※ピジャージュ=醗酵中に棒などを使い、上から醗酵槽上部にたまった果帽を突き崩し、液体中に沈める作業のこと。

生産者:ジャン・イヴ・ペロン(Jean Yves Peron)

ジャン=イヴ・ペロンは2004年からサヴォワのアルベールヴィルでマセラシオンを行う醸造を主にワイン造りする生産者です。
彼は90年代にエノログの学校に通い、その後はアルデッシュ県コルナスのティエリー・アルマン、アルザスのジェラール・シュレールの元で働き、その他にはアメリカやニュージーランドでも経験を積んだ後、2004年独立に至ります。
マセラシオンに関する豊富な知識と経験や高度な技術を駆使して、2011年以降はサヴォワ県内で育つイタリア品種も取り入れ、現在毎年約16キュヴェを造り出すフランス国内では唯一無二と言っても過言ではない生産者です。
イタリア品種に関しては、2017年に現カーヴを建設後、醸造規模を拡大しイタリア現地のアスティとカザーレ・モンフェッラートの葡萄も扱い”i Vicini”というネゴシアンシリーズも並行して醸造を行っています。
とても面倒見が良く穏やかで、話すことが大好きな印象を受けます
ワイン造りに関しては極力その年の特徴とテロワールが現れるよう自然に大きなリスペクトを払いつつ、長年の経験を元に常にロジカルで科学的なアプローチをします。
この仕事を20年近く続けていても、毎年のように躊躇なく新しい試みをする探究心、そして彼の様相とその研究的な考え方は、一種のサイエンティストのように感じられます。

【畑及び栽培】
土壌:1.5haの石灰質、シスト、ミカシスト(結晶片岩の一つ、アルミや鉄分などのミネラルを豊富に含む)畑は標高250~550mに位置し、セラーも570mと高く夏でも温度が比較的低く保たれます。
サヴォワには山が多くあり、元々寒い地域のためワイン造りにおいては近年顕著に伺える地球温暖化に対応できていると話していました。
例えば2018年のような猛暑の年であっても酸を保ち、バランスの良い仕上がりとなっています。

【葡萄品種】
(サヴォワのフランス品種)モンドゥーズ、ジャケール、アルテス、ルーサンヌ、ピノ・ノワール、グランジェ、ガメイ、ミュスカ・プティ・グラン。
(イタリア品種)バルベラ、グリニョリーノ、コルテス、モスカート、ヴェルメンティーノ、ピノネーロ、ファヴォリータ

【醸造】
4つのルール:手摘み、全房発酵、亜硫酸無添加、熟成は最低10ヶ月以上を原則とし、マセラシオンをする際は約10日間以上のマセラシオンカルボニック。
多くは、その後ピジャージュを1回もしくは完熟ぶどうを扱う場合はアルコール発酵が終わりに近づくまで1回/日行い長期間マセラシオンを続けます。
熟成は主に樽、ステンレスタンクやグレ素材のジャーも使用しますが、その期間は瓶内より樽内での時間を重視します。
経験上、ワインの複雑さは10ヶ月以降から増してくるケースが頻繁にあり、瓶詰め後1年目で飲める状態まで樽で寝かせるべきだと考えているためです。
製造元:ジャン・イヴ・ペロン(Jean Yves Peron)
内容量:750ml
産地:フランス、サヴォア

6,7656,089(税込)

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