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バン・ダムール 2020(Bain d'Amour 2020)白

生産者:レ・ヴィーニュ・ド・ラトリ(Les Vignes de l’Atrie)
/エリーズ・ハマン(Elise Hamant)
産地:フランス、ロワール
品種:シャルドネ

タイプ:白
アルコール分:11度
ビオロジック
SO2無添加

“以前のグリオットを少し思い返すような生産者”


薄濁りの淡いオレンジ色。
アプリコットのコンフィチュール、黄桃、黄プラム、びわ、温州みかんなど黄色の果肉を持つ果実の香りを主体に、黄色の花のドライフラワー、カモミールティー、鉄分などを想わせる香りが加わり複雑な印象を受けます。
仄かな甘みが舌先を包み込み優しいアタックで、アプリコットや温州みかんなどの甘酸っぱい果実味に、ドライフラワーやハーブなど深みを与える風味が絡み合い、メリハリのある酸が全体を支えながら大きく膨らみます。
たっぷりと旨みが感じられ、果肉感のある果実の風味と複雑性に富んだ味わいが長く続きます。
やや揮発酸を感じますが、果実の風味や甘みと調和しており嫌味がありません。
抜栓2日目には酸化的になることで、少し古漬けのような風味が現れますので、アプリコットなどの豊かな果実味が感じられる当日中にお召し上がり頂くことをお勧めいたします。
(インポーター資料)

生産者:レ・ヴィーニュ・ド・ラトリ(Les Vignes de l’Atrie)
/エリーズ・ハマン(Elise Hamant)


エリーズは約10年間に渡り農業に関った後、2018年にエゼネ(Aizenay)というナント市から南に約一時間下った町に唯一残されたレ・ヴィーニュ・ド・ラトリの葡萄畑4haを引き継ぎました。
彼女は限りなく畑を自然な状態に近づけたいという思いから、既に2012年よりビオロジック農法で作業された畑を2018年から耕起作業は部分的にのみ行い、冬には畑に羊を放牧して動物に草刈りをさせ、同時に糞から有機物を畑に運ぶなどの工夫をしています。
土壌は花崗岩やシストと少しの雲母からなる、ローム土(粘土と砂の間のシルトが多い土)と砂質土が混ざり合ったテロワールで、品種はグロロー、ガメイ、カベルネフラン&ソーヴィニョン、シャルドネ、グロローグリを栽培。
春から夏にかけては一般的に使われる硫黄と銅の使用を極力抑え、代わりに肥料や煎じ薬、ハーブティー又はエッセンシャルオイルなどを使い自然なバランスを生む考えのもと葡萄の木や土壌のトリートメントを行います。
このように自然に大きなリスペクトを払う彼女のワインには人的介入を感じないどこか素朴な印象を受けます。
醸造時も極力ワインに手を加えないところ、時には少しワイルドな味が出るものもあり、以前のグリオットを少し思い返すような生産者です。
非常に残念ながら彼女は2021年ヴィンテージを最後にワイン造りを辞めてしまい、次のステップへと進む方針ですが、最後に彼女のワインを日本で紹介できる事を嬉しく思います。
製造元:レ・ヴィーニュ・ド・ラトリ(Les Vignes de l’Atrie)
内容量:750ml
産地:フランス、ロワール

Sold out4,510(税込)

      

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