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ヴァー・ラ・メゾン・ルージュ・ルパス 2019(Vers. la Maison Rouge Repasse 2019)赤

生産者:ジャン・イヴ・ペロン(Jean Yves Peron)
産地:フランス、サヴォア
品種:モンドゥーズ90%、ガメイ10%

タイプ:赤
アルコール分:11度
SO2無添加

“手摘み、全房発酵、亜硫酸無添加、熟成は最低10ヶ月以上を原則とし、マセラシオンにも豊富な経験を持つ”


シスト・石灰質土壌。
ダイレクトプレスの後、225Lの樽で12ヶ月熟成。
揮発酸が高くなったため、対策として2020年のモンドゥーズ(Champ Levat用)のマールへ浸けたところ、メゾン・ルージュとしては色調が強くなったことから、モスカートとジャケールのマールへ改めて浸けて色合いを淡く調整。
ロゼのようで白のマセラシオン感も感じられる仕上がりです。
仄かにオレンジがかった淡い赤色。
赤いプラムやソルダム、グアバ、フランボワーズ、ザクロなどを想わせる果実の香りに、バラなどの花束のように香り高く高貴でアロマティックな印象を受けます。
白ワインのような軽快なライトタッチで、体へと沁み込むように広がります。
硬めのプラムやスモモなどの果実味にフランボワーズやバラなど華やぐような風味、赤紫蘇やオールスパイス、旨味が溶け込み、軽やかでいて口中に膨らむ風味は主張のしっかりとした充実感が感じられます。
若干の揮発酸を感じますが、芳醇でエレガントな風味がそれを上回り調和の取れた仕上がりです。
(インポーター資料)

生産者:ジャン・イヴ・ペロン(Jean Yves Peron)

ジャン=イヴ・ペロンは2004年からサヴォワのアルベールヴィルでマセラシオンを行う醸造を主にワイン造りする生産者です。
彼は90年代にエノログの学校に通い、その後はアルデッシュ県コルナスのティエリー・アルマン、アルザスのジェラール・シュレールの元で働き、その他にはアメリカやニュージーランドでも経験を積んだ後、2004年独立に至ります。
マセラシオンに関する豊富な知識と経験や高度な技術を駆使して、2011年以降はサヴォワ県内で育つイタリア品種も取り入れ、現在毎年約16キュヴェを造り出すフランス国内では唯一無二と言っても過言ではない生産者です。
イタリア品種に関しては、2017年に現カーヴを建設後、醸造規模を拡大しイタリア現地のアスティとカザーレ・モンフェッラートの葡萄も扱い”i Vicini”というネゴシアンシリーズも並行して醸造を行っています。
とても面倒見が良く穏やかで、話すことが大好きな印象を受けます
ワイン造りに関しては極力その年の特徴とテロワールが現れるよう自然に大きなリスペクトを払いつつ、長年の経験を元に常にロジカルで科学的なアプローチをします。
この仕事を20年近く続けていても、毎年のように躊躇なく新しい試みをする探究心、そして彼の様相とその研究的な考え方は、一種のサイエンティストのように感じられます。

【畑及び栽培】
土壌:1.5haの石灰質、シスト、ミカシスト(結晶片岩の一つ、アルミや鉄分などのミネラルを豊富に含む)畑は標高250~550mに位置し、セラーも570mと高く夏でも温度が比較的低く保たれます。
サヴォワには山が多くあり、元々寒い地域のためワイン造りにおいては近年顕著に伺える地球温暖化に対応できていると話していました。
例えば2018年のような猛暑の年であっても酸を保ち、バランスの良い仕上がりとなっています。

【葡萄品種】
(サヴォワのフランス品種)モンドゥーズ、ジャケール、アルテス、ルーサンヌ、ピノ・ノワール、グランジェ、ガメイ、ミュスカ・プティ・グラン。
(イタリア品種)バルベラ、グリニョリーノ、コルテス、モスカート、ヴェルメンティーノ、ピノネーロ、ファヴォリータ

【醸造】
4つのルール:手摘み、全房発酵、亜硫酸無添加、熟成は最低10ヶ月以上を原則とし、マセラシオンをする際は約10日間以上のマセラシオンカルボニック。
多くは、その後ピジャージュを1回もしくは完熟ぶどうを扱う場合はアルコール発酵が終わりに近づくまで1回/日行い長期間マセラシオンを続けます。
熟成は主に樽、ステンレスタンクやグレ素材のジャーも使用しますが、その期間は瓶内より樽内での時間を重視します。
経験上、ワインの複雑さは10ヶ月以降から増してくるケースが頻繁にあり、瓶詰め後1年目で飲める状態まで樽で寝かせるべきだと考えているためです。
製造元:ジャン・イヴ・ペロン(Jean Yves Peron)
内容量:750ml
産地:フランス、サヴォア

Sold out7,260(税込)

      

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