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ラム・ウルーズ 2019(L'Ame heureuse 2019)赤

生産者:レ・ヴィーニュ・ド・ラトリ(Les Vignes de l’Atrie)
/エリーズ・ハマン(Elise Hamant)
産地:フランス、ロワール
品種:グロロー

タイプ:赤
アルコール分:12度
ビオロジック

“以前のグリオットを少し思い返すような生産者”


オレンジがかったやや淡い赤色。
ドライ苺など旨味や風味の凝縮された赤い果実の香りに、新鮮な苺やフランボワーズを想わせる可憐な印象やドライハーブ、ヒノキなど複雑な様子が加わります。
清らかで喉を潤すように口中へ流れ、赤い果実の果汁が溢れるような中に、熟成由来の落ち着いたこなれ感が調和良く絡み合い、旨味や複雑性を帯びたピュアな果実の印象が入り混じる魅惑的な風味が大きく膨らみます。
瑞々しく透明感のある沁み込むような飲み心地と風味の充実感はどこか裏腹な印象を抱かせ、可憐な一面と古風でしなやかな雰囲気があり、それに惹きつけられるように次の一杯へと手が伸びてしまうような仕上がりです。
清潔感があり繊細でピュアな赤い果実の愛らしさと上品な印象が重なりあう味わいです。
(インポーター資料)

生産者:レ・ヴィーニュ・ド・ラトリ(Les Vignes de l’Atrie)
/エリーズ・ハマン(Elise Hamant)


エリーズは約10年間に渡り農業に関った後、2018年にエゼネ(Aizenay)というナント市から南に約一時間下った町に唯一残されたレ・ヴィーニュ・ド・ラトリの葡萄畑4haを引き継ぎました。
彼女は限りなく畑を自然な状態に近づけたいという思いから、既に2012年よりビオロジック農法で作業された畑を2018年から耕起作業は部分的にのみ行い、冬には畑に羊を放牧して動物に草刈りをさせ、同時に糞から有機物を畑に運ぶなどの工夫をしています。
土壌は花崗岩やシストと少しの雲母からなる、ローム土(粘土と砂の間のシルトが多い土)と砂質土が混ざり合ったテロワールで、品種はグロロー、ガメイ、カベルネフラン&ソーヴィニョン、シャルドネ、グロローグリを栽培。
春から夏にかけては一般的に使われる硫黄と銅の使用を極力抑え、代わりに肥料や煎じ薬、ハーブティー又はエッセンシャルオイルなどを使い自然なバランスを生む考えのもと葡萄の木や土壌のトリートメントを行います。
このように自然に大きなリスペクトを払う彼女のワインには人的介入を感じないどこか素朴な印象を受けます。
醸造時も極力ワインに手を加えないところ、時には少しワイルドな味が出るものもあり、以前のグリオットを少し思い返すような生産者です。
非常に残念ながら彼女は2021年ヴィンテージを最後にワイン造りを辞めてしまい、次のステップへと進む方針ですが、最後に彼女のワインを日本で紹介できる事を嬉しく思います。
製造元:レ・ヴィーニュ・ド・ラトリ(Les Vignes de l’Atrie)
内容量:750ml
産地:フランス、ロワール

Sold out4,400(税込)

      

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