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ル・ヴィラジョワ 2018(Le Villageois 2018)赤

生産者:ラ・クーレ・ダンブロジア(La Coulee d’Ambrosia)
/ジャン・フランソワ・シェネ
産地:フランス、ロワール
品種:カベルネ・フラン
タイプ:赤
アルコール分:13度

“シェネのワインは2018年の醸造が最後。この豊かさや飲み心地の良さを楽しめるのももう僅かです”


風化が進んだシスト土壌。
樹齢約65年。
2/3は除梗し、1/3は全房でタンクに入れ、発酵中はピジャージュを行います。
25日間のマセラシオンカルボニックの後約24ヶ月小樽で熟成。
この名前はAOC Anjou Villageを捩ったところからきています。
2018年はシェネが手がけた最後のヴィンテージとなります。
深いルビー色。
熟した赤い果実とグレナデンやドライフルーツなど凝縮した果実のニュアンスが混ざり合う香りに、土やたばこ、鰹だしなど深みを与えるような香りが感じられます。
なやかなタッチの澄んだ飲み心地で口中へと沁み渡り、カベルネ・フランと言うイメージよりもボーヌやマコンのエキスの詰まったピノ・ノワールを想わせ、充実した赤い果実味は緻密な様子で、伸びやかな張りのある酸が繊細さを引き立てながら大きく広がります。
徐々に黒系果実のニュアンスやビターカカオ、仄かに青みがかった風味、鰹だしのような旨味感などが加わり複雑性や深みが感じられ、クレッシェンドのようにエキスが凝縮されていき充実感が残ります。
喉を通りふわりと鼻腔に抜ける香りは、口中に膨らんだ複雑性のある果実味に、摘みたての葉付きの苺のように若々しく可愛らしい様子を想わせます。
アタックのピュアな印象からアフターの充実した様子と可憐な印象など魅力的な抑揚が感じられる仕上がりです。
今後の熟成で更に妖艶で気品に満ち、旨味溢れる味わいが引き出されていくことと期待が湧きます。
(インポーター資料)

生産者:ラ・クーレ・ダンブロジア(La Coulee d’Ambrosia)
/ジャン・フランソワ・シェネ


グリオットのワインを飲んでこの道に進んだジャン・フランソワ・シェネは、「農民であることに誇りをもてる仕事をする」その想いを胸に抱き自然環境とワインを飲んでくれる愛好家を尊重した農業に取り組むことを決め、化学物質に頼ることなく土と対話を重ねそれを育み、自然かつ健全なブドウを完熟した状態で収穫することに注力してきました。
また、醸造者としては「決してワインを触りすぎることなくありのままに造ること」を旨とし、酵母や亜硫酸はもちろん酵素もビタミン剤も決して加えず、成り行きのままに醸造します。
強い個性を有するが故に、リリースするまで長い年月を待って良い状態にしたにも関わらずその品質を否定され、父親から譲り受けた畑の一部を売却して資金繰りに充てざるを得ない状況に陥り自分の仕事に対して悩んだこともありましたが、尊敬する生産者からの助言や励ましを得て現在に至っております。
彼が造るワインは、自身に強い影響を与えたグリオットのそれに劣らぬ無限のポテンシャルを秘めており、彼がこの土地で造るからこそできる唯一無二のものだと述べても過言ではないでしょう。
そんなジャン・フランソワは2018年の醸造を最後とし新たな道へ進むことを決めました。
現在1.9haとなった畑はシリル・ル・モアンに貸しているそうです。
今後、生産者として戻ることがあるかどうかは分かりませんが、未だタンクや樽に入っているワインが多くありますので、状態が整えば数年のうちに徐々にリリースされることでしょう。
この先も見守って頂ければと思います。
製造元:ラ・クーレ・ダンブロジア(La Coulee d’Ambrosia)
内容量:750ml
産地:フランス、ロワール

Sold out5,280(税込)

      

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