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コルナス 2015(Cornas 2015)赤

生産者:ラ・グランド・コリーヌ(La Grande Colline)
/大岡弘武
産地:フランス、ローヌ
品種:シラー
タイプ:赤
アルコール分:12度
ビオディナミ

“2015VTで更なる熟成も期待できるコルナス 大岡氏自らその完成度の高さに驚く、無限の可能性を秘めた液体”


2017年2月に販売したアイテムの再入荷となります。(当店初入荷)
ラ・グランド・コリーヌ設立当時に購入していた山林が、開墾して葡萄を植えることでコルナスのアペラシオンの取得が認められることになった2006年から、大岡さんが自ら開墾を始めた極めて急峻な畑です。
大岡さんの師であるティエリー・アルマン氏の畑より高くローヌ川が眼下に広がる、森に囲まれた日当たりの良い場所に位置しており、2011年のファーストヴィンテージから2017年ヴィンテージまで大岡さんが醸造しています。
コルナスは、グラスファイバーのタンクで全房発酵させた後に、通常は500Lの樽に入れて2年以上の熟成を経てからリリースとなりますが、このワインは発酵が終わった直後にも関わらず既にワインが完成しており、瓶詰め前の試飲でも樽熟成を経てアッサンブラージュしたかのような味わいでした。
れは瓶詰めした後でも微動だにせず、飲んだ生産者たちの多くは驚愕していたそうです。
コルナスを深く知る人たちの言葉を借りるなら「これこそコルナス」。
以前販売した2017年当時の大岡さんによると、自分の判断が正しいならコルナスとしての真価が発揮されるのは10年以上先になると思うが、今はとてつもなく美味しくて、その味わいは他には滅多にないほど新鮮であり、深い果実味を楽しむことができるとのことでした。
あれから5年経過し再入荷となりましたが、若々しさを感じられる果実の印象から熟成由来の奥深さや複雑性、エレガントでしなやかな様子が溶け込み、唸るような素晴らしい変化を感じて頂ける味わいとなっております。
エッジにオレンジがかった様子が見られる深いガーネット色。
レーズンやガレンズ、ドライプルーンなど黒系果実の凝縮感のある香りに、赤い果実のドライフルーツ、ブランクオリーブ、カカオ、醤油、枯れ葉などの香りがバランス良く溶け込み、熟成による複雑な様子が色合いや香りからも充分に感じとれるほどで、引き込まれるような印象を抱きます。
口に含むとシルキーな滑らかさでしっとりと広がり、以前の葡萄果汁のような溌剌とした若々しい果実の印象から大きく変化し、充実感のある果実味に加えブラックオリーブや枯れ葉などの風味が絶妙に溶け込み、深みや奥行きを与えながらクレッシェンドのように広域に膨らみます。
繊細な口当たりや魅惑的な熟成感と果実の掛け合い、余計なものが削ぎ落とされ綺麗な円のように角がなく、エレガントで複雑性に富んだ味わいを感じて頂けます。
この先の熟成による更なる変化にも期待が湧きます。
(インポーター資料)

生産者:ラ・グランド・コリーヌ(La Grande Colline)
/大岡弘武

 

大岡弘武(おおおかひろたけ)さんは、明治大学理工学部を卒業後フランスへ渡り、ボルドー大学醸造学部でワイン全般を学んだ後にローヌ最大手GUIGAL社の、ジャンルイ・グリッパが所有していたサンジョセフの区画における栽培責任者を務めました。
その後、北ローヌ地方を代表する自然派ワインの生産者で最高のコルナスを造ることで知られるティエリー・アルマンに師事、最後は栽培長を任されるまでになりました。
師アルマンとの出会いは、大岡さんが後にワイン造りを始めるにあたって決定的と言えるもので、ブドウ栽培から醸造に至るまでのほとんど全てにおいて影響を受けたようです。
醸造での人的関与を必要最低限に留める自然なワイン造りを実践するために最も大切なことは良いブドウを育てることに尽きるのですが、花崗岩に覆われた急斜面で夏は極めて暑く冬が寒いコルナスにおいては、畑仕事に費やす労力はいっそう厳しいものになります。
大岡さんは、アルマンの下で働くことにより栽培や醸造に関する考え方だけではなく、厳しい労働に耐える強靭な精神力も身につけたと言えます。
自分の本拠地を北ローヌと決めた理由について、畑における労働が最も厳しい土地であったから、と語っていたことが印象的です。

現在大岡さんがフランスで所有する畑は、2006年より自ら開墾した始めた極めて急峻なコルナスの畑です。
大岡さんの師であるティエリー・アルマン氏の畑より標高が高い場所に位置しており、ローヌ川が眼下に広がる、森に囲まれた日当たりの良い場所に位置しており、2011年がファーストヴィンテージとなります。
他のブドウは、借りている畑、そして信頼のおける生産者から購入したもので構成されております。
栽培はビオロジックを実践しており、除草剤や化学肥料は使用しません。
農薬は化学合成薬品ではなく、硫黄(ビオディナミの認証団体である「デメテール」で認可されているもの)に限定し、使用回数も極力減らしております。
また、2月から3月にかけて行う遅い時期の剪定で徹底して不要な芽を取り除き、遅霜の影響を大きく受けるリスクは高まりますが、青刈りが不要となる理想的な収量制限を実現できることも栽培における特徴的なことでしょう。
「少量でも構わないから良いブドウだけを育てたい」、大岡さんの畑仕事における考えです。
醸造においては、その土地に育つブドウが醸し出す、純粋かつ繊細な果実味を楽しんでいただくことを目的として、野生酵母による自然な発酵とビン詰めに至るまでの全ての過程において酸化防止剤を使用しないことが特徴です。
そのため、単に収量が少ないだけではなく、収穫されたブドウを更に選別して傷んでいない果実だけを使った醸造を心がけています。

大岡さんは2017年より日本に拠点を移し、フランス・ローヌ地方サンペレの醸造場に加え岡山醸造場を稼働させ、ワイン事業を通じた日本の農業、地方活性化に向けて、岡山で新たな取り組みを始めています。

製造元:ラ・グランド・コリーヌ(La Grande Colline)
内容量:750ml
産地:フランス、ローヌ

Sold out16,445(税込)

      

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