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ロードゥ・ヴィーニュ 2014(L'O2 Vigne 2014)白酸化熟成

生産者:ラ・クーレ・ダンブロジア(La Coulee d’Ambrosia)
/ジャン・フランソワ・シェネ
産地:フランス、ロワール
品種:シュナン・ブラン
タイプ:白酸化熟成
アルコール分:14.5度

“シェネのワインは2018年の醸造が最後。この豊かさや飲み心地の良さを楽しめるのももう僅かです”


粘土とシストの混ざる土壌構成。樹齢45年。
全房プレスで小樽発酵。
ウイヤージュなしで、フロールの下で約36ヶ月酸化熟成しています。
酸化熟成香と果物の香りが渾然一体となり、オードヴィーを連想するところから付けられた名前です。
2017年瓶詰め。
黄みがかった黄金色。
白レーズンやフヌイユ、アーモンドなど薄皮の付いたナッツ、干し草、カカオなどの風味が混ざり合い、酸化のニュアンスは香りからも見受けられますが、充実感のあるフルーツの香りと相まって複雑で奥行きのある印象が感じられます。
ピンと張りのあるシャープな酸が感じられ、すっと流れるような飲み心地で瑞々しささえ感じさせます。
酸化熟成の期間は約3年間と他のヴィンテージの4~5年の期間に比べ短いため、軽快な飲み心地と透明感の
あるフルーティーな様子に旨味や奥深さがほどよく加わり、伸びやかな印象で口中を覆うように大きく広がります。
じんわりと甘みが溢れ出すように現れ更に奥行きを与え、アフターには塩味が感じられ風味を支えながら引き締まったキレの良さと凛々しさを想わせます。
未だフレッシュ感のある熟したフルーツの充実した風味と、酸化由来の旨味や奥深く複雑な様子が絶妙に溶け込み、贅沢な余韻を長く感じられる仕上がりです。
(インポーター資料)

生産者:ラ・クーレ・ダンブロジア(La Coulee d’Ambrosia)
/ジャン・フランソワ・シェネ


グリオットのワインを飲んでこの道に進んだジャン・フランソワ・シェネは、「農民であることに誇りをもてる仕事をする」その想いを胸に抱き自然環境とワインを飲んでくれる愛好家を尊重した農業に取り組むことを決め、化学物質に頼ることなく土と対話を重ねそれを育み、自然かつ健全なブドウを完熟した状態で収穫することに注力してきました。
また、醸造者としては「決してワインを触りすぎることなくありのままに造ること」を旨とし、酵母や亜硫酸はもちろん酵素もビタミン剤も決して加えず、成り行きのままに醸造します。
強い個性を有するが故に、リリースするまで長い年月を待って良い状態にしたにも関わらずその品質を否定され、父親から譲り受けた畑の一部を売却して資金繰りに充てざるを得ない状況に陥り自分の仕事に対して悩んだこともありましたが、尊敬する生産者からの助言や励ましを得て現在に至っております。
彼が造るワインは、自身に強い影響を与えたグリオットのそれに劣らぬ無限のポテンシャルを秘めており、彼がこの土地で造るからこそできる唯一無二のものだと述べても過言ではないでしょう。
そんなジャン・フランソワは2018年の醸造を最後とし新たな道へ進むことを決めました。
現在1.9haとなった畑はシリル・ル・モアンに貸しているそうです。
今後、生産者として戻ることがあるかどうかは分かりませんが、未だタンクや樽に入っているワインが多くありますので、状態が整えば数年のうちに徐々にリリースされることでしょう。
この先も見守って頂ければと思います。
製造元:ラ・クーレ・ダンブロジア(La Coulee d’Ambrosia)
内容量:750ml
産地:フランス、ロワール

Sold out7,700(税込)

      

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